サウジアラビアと、他者に責任を押し付ける政策
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イランのザリーフ外務大臣が、サウジアラビアのスンニー派最高位宗教指導者、大ムフティの侮辱的な発言に反発しました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
9月 07, 2016 14:53 Asia/Tokyo
  • サウジアラビアと、他者に責任を押し付ける政策

イランのザリーフ外務大臣が、サウジアラビアのスンニー派最高位宗教指導者、大ムフティの侮辱的な発言に反発しました。

アミーンザーデ解説員

ザリーフ外相は6日火曜、ツイッター上で、大ムフティアブドルアジズ・アールシェイクの発言に反論しました。アブドルアジズ・アールシェイクは6日、イラン人はイスラム教徒ではないと主張していました。ザリーフ外相は、「実際、イラン人や多くのイスラム教徒が信じるイスラムと、ワッハーブ派のムフティやサウード政権のテロの創設者が宣伝する、人種差別的な過激派は全く異なるものだ」と述べました。

テロ組織ISISの思想や信条は、預言者ムハンマドの純粋なイスラムとは異なる、サウジアラビアのムフティやワッハーブ派の教令や思想からくるものです。その教令は、世界におけるイスラムのイメージを損ない、シリア、イラク、イエメン、その他のイスラム諸国で、何千人ものイスラム教徒を殺害しています。

サウジアラビアの発言は、非論理的で厚かましいというレベルを超え、妄想的で狂人の域に達しています。この事実は、彼らの言葉だけでなく、その行動にも明らかです。サウジアラビアは現在、泥沼にはまっており、もがけばもがくほど、ますます沈み込んでいます。サウジアラビアは、このような根拠のない主張を行う代わりに、自分たちの過去と現在を見つめるべきでしょう。そうすれば、自分たちの現在の位置と、この穢れたゲームをどこまで進められるかが分かるでしょう。

サウジアラビアは、この穢れたゲームにおいて、3つの手段を有しています。一つ目はメッカ巡礼です。彼らはその中で管理能力の不足を露呈し、神の家の巡礼者から犠牲者を出すことで、人類の安全と安寧の場所を、犠牲の場所に変えました。そして現在、彼らは、464人のイラン人を含む、神の家の巡礼者7000人以上が、昨年の犠牲祭の日、サウジアラビア当局の管理不足によって命を失った事件の責任をイランに転嫁しようとしています。彼らは、メッカ巡礼の問題を政治化しようとしているからです。

二つ目の手段は、軍事戦略の使用です。それはイエメンで見られるものです。サウジアラビアは、自分たちの好戦的な態度の理由について、イエメンの将来と民主主義を懸念し、イエメンを危機から救おうとしていると主張しています。しかし、実際はイエメンの人々を、禁止兵器や白リン弾によって死に追いやり、イエメンに対する戦争のために連合軍を結成しています。

そして三つ目の手段は、オイルマネーです。とはいえ彼らはそれもまた、世界の原油価格の下落と危機に対する誤算により、失いつつあり、現在、1000億ドル以上の財政赤字に陥っています。

このような状況により、サウジアラビアは、新たに大きな問題に直面しています。その問題とは、メッカ巡礼儀式の管理方法に対するイスラム諸国の不信感です。これは、サウジアラビアの政府にとって大きなダメージであり、そのため彼らは、別の問題を提起して、問題の本質をすりかえようとしています。

イラン外務省のガーセミー報道官が語ったように、サウジアラビアの指導部は、なおも、意味のないゲームを繰り返し、重大な責任から逃れようとしています。しかし彼らは、メッカ巡礼者の安全を確保できなかったことを認め、メナーの惨事の犠牲者を出した国民に回答する必要があります。

メナーの惨事の原因を調査する上で、包括的な調査のみが、これまで答えの得られていない曖昧な点を明らかにできるのです。サウジアラビアは、イスラムの国際事実調査委員会の結成すらも阻止し、現在、イラン人巡礼者が今年のメッカ巡礼儀式に参加出来なくなったことの責任はイランにあるとしています。

明らかに、メナーの惨事の責任は、神の家の巡礼者数千人を死に追いやりながら、遺憾の意を表明せず、直接、あるいは間接的に、地域のイスラム教徒を、自分たちの欺瞞的な政治ゲームの犠牲にしている人々に向けられているのです。