トルコによるシリアのクルド人勢力に対する攻撃
キャラミー解説員 1週間のシリアにおける一時的な停戦確立に向けた努力と時を同じくして、トルコ軍は二回連続、シリア北部の地域を攻撃しました。
トルコの政府系アナトリア通信によりますと、トルコ軍は14日日曜、シリア北部アアザーズにあるシリアのクルド民主統一党に属するクルド人勢力の拠点を砲撃しました。
トルコ軍は13日土曜にも、シリア北部アレッポ郊外にあるミナク空軍基地を砲撃しました。この基地はテロ組織ヌスラ戦線に占領されていましたが、クルド民主統一党に属する人民部隊が、先週、この基地をテロリストから奪還しました。
トルコのダーヴトオール首相は、シリア北部へのトルコの軍事侵攻を正当化するため、シリアの情勢と衝突はトルコの国家安全保障を脅かしていると主張しました。ダーヴトオール首相は、トルコ軍は国境に近いアアザーズの周辺にある地域を砲撃し、クルド人部隊は早期にアアザーズとその周辺を離れるべきだとしました。クルド人部隊はアレッポでのシリア軍の前進に伴い、テロリストに勝利しました。
トルコ軍のシリア北部への砲撃は、シリア外務省の反発に直面しています。シリア外務省は14日、安保理議長と国連事務総長のそれぞれに書簡を送り、トルコのシリア攻撃を非難しました。シリア外務省はシリアへのトルコの攻撃の目的は、テログループを直接支援し、戦闘で敗北したテログループの士気を高めることだとしました。また、トルコのシリアへの介入の必要性に関するトルコ首相の表明は、テロとの戦いに関する安保理決議に違反することをトルコが決定していることを示すものだとしました。さらに、安保理に対して、国際的な平和や安全の確保とトルコの犯罪防止に関する責務を遂行するよう求めました。シリアクルド民主統一党も、クルド人勢力の地域からの撤退に関するトルコの要請を拒否し、シリア人は自国へのトルコのあらゆる介入に抵抗するだろうと警告を発しました。
シリアのクルド人勢力は、同国北部で、ISISなど様々なテログループとの戦いに重要な役割を果たし、これらのテログループをクルド人が居住するコバニから追い出しました。トルコによるシリアのクルド人の拠点への攻撃は、ISISとの戦いに関するトルコの主張とは一致せず、ある意味でこれらのテログループを支持するものと見なされます。