ペルシャ湾岸協力会議の声明に対するイランの反発
ペルシャ湾岸協力会議がレバノンのシーア派組織ヒズボッラーの抵抗運動をテロと呼んだことに対して、イランが反発しました。
モハンマディ解説員
イラン外務省のジャーベリーアンサーリー報道官は、3日木曜、ヒズボッラーに関するペルシャ湾岸協力会議の声明を非難し、「この声明の一方で、ヒズボッラーは占領者に対する抵抗と、パレスチナ人との協調により、地域での対シオニスト抵抗運動の象徴になっている」と述べました。
ジャーベリーアンサーリー報道官は、シリアにおけるISISやヌスラ戦線といったテロリストの影響拡大を阻止する中でのヒズボッラーの役割について触れ、「こうした状況において、一部のアラブの政府によってヒズボッラーがテロリストと呼ばれることは、レバノンの安全保障や統一のみならず、地域の安定を脅かすものだ」としました。
先週、サウジアラビアのジュベイル外務大臣が同国がヒズボッラーへの圧力を拡大しようとしていることを明らかにした後、ペルシャ湾岸協力会議は、2日水曜、サウジに追従し、ヒズボッラーをテログループと呼び、この組織に対する決定を下すと表明しました。
レバノンの反テロリスト、反シオニストの最も重要な前線であるヒズボッラーに対するペルシャ湾岸協力会議の声明は、地域の関係者や政治グループの大規模な反応に直面しています。現在の緊迫した段階における声明の発表は、レバノン国内の統一を崩すためのサウジアラビアが主導するペルシャ湾岸協力会議の真剣な努力を表しています。サウジアラビアは、2週間前にもレバノン軍への30億ドルの支援を無効にし、さらにレバノンから資本を回収するようアラブの投資家に要請することで、レバノン政府を窮地に追い込みました。このため、レバノンの政界・宗教界の用心はここ数日、レバノン政府とヒズボッラーへのサウジアラビアの最近の圧力について、何度となく、シリアにおけるサウジアラビアの支持するテログループの最近の失敗の中に、こうした圧力の原因があると表明しています。これにより、サウジアラビアはイエメン、イラク、特にシリアでの干渉の失敗を受け、現在、レバノン政府やヒズボッラーへの圧力を拡大すると共に、ヒズボッラーの対テロリスト作戦を混乱させ、シリアの泥沼から抜け出すための下地を整えようとしているのです。
こうした状況の中、イランはシリアやヒズボッラーの対シオニスト、対テロ抵抗戦線への支持を強調することで、ペルシャ湾岸協力会議の声明を否定し、多くの圧力や陰謀にもかかわらず、ヒズボッラーを対シオニスト抵抗戦線、地域のテロ対策の先駆者として支持すると表明しています。