イエメンでのコレラの犠牲者数が2151人に
10月 08, 2017 17:12 Asia/Tokyo
WHO・世界保健機関が、イエメンでこれまでに2151人がコレラで死亡したことを明らかにしました。
WHOが7日土曜、報告したところによりますと、イエメン各地では現在までに、他にも80万626人がコレラに感染しているということです。
WHOは最近、イエメンで安全な飲料水が入手できなくなっていることに懸念を示しました。
イエメンに対するサウジアラビアの攻撃が続き、またそれにより特に水道網をはじめとするインフラが破壊されていることから、イエメンではコレラが急速に拡大しています。
サウジアラビアは、イエメンのハーディ元大統領を政権に復帰させるため、2015年3月からアメリカの支援を得てイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
この軍事攻撃で、これまでに1万3000人以上のイエメン人が死亡したほか、数万人が負傷し、さらに数百万人が難民となっています。
また、この軍事攻撃によりイエメンでは食糧や医薬品が深刻な形で不足しています。