イラン、ロシア、トルコのシリアを巡る3者協議
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ローハーニー大統領とプーチン大統領とエルドアン大統領
イラン、トルコ、ロシアの首脳が、4日水曜、シリア問題について話し合う3カ国の協議に出席するため、トルコのアンカラに集まっています。
イランのローハーニー大統領、トルコのエルドアン大統領、ロシアのプーチン大統領が出席して開催される、この協議では、シリアの停戦や領土保全といった問題について話し合いが行われます。3日火曜には、同じくアンカラで、イラン、ロシア、トルコのシリア問題に関する外相会合が開催されました。
アンカラの協議は、2017年11月、アスタナ協議の一環としてロシアのソチで開催された協議を引き継ぐものとなっています。イラン、ロシア、トルコのイニシアチブにより、ISISへの対策と、政治的な解決を目指すシリア人同士の対話の下地作りという2つの戦略的な目標に向かい、順調な歩みが進められています。ロシアのアジア研究センターの研究員であるトルリツフ氏は、この努力の重要性について次のように語っています。
「アスタナ協議の継続の目的は、アメリカなどの関係国に対し、戦場でのシリアの統治体制の成功を証明することであり、それは、ジュネーブ協議を促すものとなりうる」
現在、アメリカ、サウジアラビア、シオニスト政権イスラエルのトライアングルによるシリアの体制転覆計画は失敗しています。一方で、地域的、国際的な戦略は、シリアとイラクの治安を回復するための影響力を証明してきました。この中で、国連の支援を受けたイラン、ロシア、トルコの協調は、シリアにおいて、地域の解決策をより効果的に利用する可能性を整えています。
ロシア国際関係大学のアジア研究センターの教授であるズヤグルスカヤ氏は、次のように語っています。
「イラン、ロシア、トルコの協力により、アスタナ和平協議のプロセスが誕生した。この協議により、シリアに4つの緩衝地帯が設置され、停戦が確立されると同時に、これらの地域に人道支援が届けられ、住民の間に配布された」
概して、今回のアンカラの協議は、シリア危機の解決に向けて多くの進展が見られていることを示しています。ロシアの国際問題の専門家であるバブリン氏は次のように語っています。
「現在、テロリストがシリアの拠点を失っているのは、ロシア、イラン、そしてそれには劣るが、トルコによる努力の結果だ」
アメリカとサウジアラビアが、ISISなどのテロ組織を武器や資金の面で支援することによってシリアに押し付けてきた7年に及ぶ情勢不安や戦争は、アメリカ、シオニスト政権、サウジアラビア、そして地域の一部のグループの目的が、抵抗勢力を打倒し、シリアを分割することにあったことを物語っています。しかし、この陰謀は失敗しました。現在、地域の政治や安全保障面での措置により、シリア危機の解決に向けた努力が成功していることは、重要な成果です。そしてこれは、シリアの人々の見解に基づく決定や国民の合意に沿って、協議を開始するための下地となりうるでしょう。