シリア大統領、「イランとシリアの関係は戦略的」
シリアのアサド大統領が、イランとシリアの関係は戦略的なものだとしました。
アサド大統領は、13日水曜に放送されたアルアーラムチャンネルのインタビューで、イランとシリアの関係断絶に関するサウジアラビアの提案について、「イランとシリアの戦略的な関係は、実際、地域の現在と将来に関わっている」と語りました。
また、「この問題は、核問題を巡る反イランのプロパガンダに同調するものであり、この問題と別ではない。現在、イランに関して起こっている事柄は皆、世界に反イランの風潮を作り出すためのものだ」としました。
アサド大統領は、「シリアに関する決定は、シリア人のみが行える。我々がイランに関して決定を下すのであれば、イランの人々と話し合い、他の国と話し合うことはない」と語りました。
さらに、「シリア政府は当初から、イランやロシアに対し、シリアに駐留するよう要請した。それは、これらの国の支援を必要としていたためであり、イランはシリアの要請に応じた」と述べました。
また、「イランはシリアの人々を守るために戦い、この道において犠牲を払っている。軍事顧問という単語の使用は、イランがシリアに軍事的な拠点を持たないという意味だ」と強調しました。
アサド大統領は、シオニスト政権イスラエルは、シリアのテロリストを直接、支援しているとし、「イスラエルへの最良の回答は、シリアのテロリストを攻撃することだ」と述べました。
さらに、シオニストのシリアに対する攻撃について、「イスラエルの攻撃は必ず反撃を受け、それが停止することはないだろう」と強調しました。
また、「イスラエルの空軍や大砲は、テロリストの大砲であり、テロリストの空軍だ」と語りました。
アサド大統領は、「テロリストへのイスラエルの支援にも拘わらず、シリアは責務を履行しており、シリア政府軍は、南部の前線で戦い、複数の地域を解放した。その結果、イスラエルが勝利しようと敗北しようと、この前線での戦いはシリアの決定である」としました。
さらに、「アメリカとイスラエルは、シリア南部に直接、干渉している。その干渉とテロリストへの支援により、この地域ではいかなる対策も実施されていない」と述べました。