トルコ大統領が、サウジ人記者殺害を命じた人物の処罰を要請
トルコのエルドアン大統領が、サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト、ジャマール・カショギ氏の殺害を命じた首謀者への処罰を求めました。
IRIB通信によりますと、エルドアン大統領は改めて、「カショギ氏殺害を命じたのは、サウジアラビアの政府高官だ」とし、「カショギ氏殺害の主要な責任者は、既に逮捕・拘束されている18名の被疑者以外の人物であり、その人物も特定され裁かれるべきだ」と語っています。
また、「カショギ氏の遺体がどう扱われたのかをはっきりさせる必要がある。また、仮に切断されて他の場所に移されたのであれば、この点も解明すべきである。また、どこかに埋められたとすれば、その場所も突き止める必要がある」と述べました。
トルコ国内の消息筋は今月9日、酸を使用してのカショギ氏の遺体の処理に関与したとされる、3名の人物の実名を公表しました。
これ以前にも、トルコ検事総長の事務所内の情報筋が、「トルコ・イスタンブール駐在のサウジアラビア総領事公邸にて、酸や化学物質の痕跡が見つかっており、これまでに行われた捜査の結果、カショギ氏の遺体は酸で溶かされ、同氏の殺害の痕跡や証拠はすべて完全に喪失されている」としています。
エルドアン大統領は以前にも、「トルコ政府は、真相が解明されるまで、この事件の実行犯と首謀者の処罰に向けて国際機関と協力し、さらなる努力を続ける」と語りました。
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