イエメンが、平和の支持を訴えるためミサイル発射を停止
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イエメンの革命最高評議会のムハンマド・アリ・アルフーシ議長
イエメンの革命最高評議会のムハンマド・アリ・アルフーシ議長が、「サウジアラビアがイエメン攻撃を続けるあらゆる口実を失わせ、平和の支持を訴えるためにイエメン側からのミサイル発射と無人機での攻撃を停止する」と表明しました。
メフル通信によりますと、アルフーシ議長は18日日曜夜、声明を発表し、「イエメンは、国連のマーチン・グリフィス(Martin Griffiths)イエメン担当特使の要請に基づき、自国側からのミサイルや無人機による攻撃を停止する。国内に平和確立の機会の創出をはかる意向だ」と語りました。
また、「イエメン側からのミサイルや無人機での攻撃は、わが国のインフラを攻撃するサウジ主導アラブ連合軍に対する防衛的な措置だ」とし、「アラブ連合軍側が平和を求めるのであれば、イエメンもすべての前線における軍事作戦を停止する用意がある」と述べました。
さらに、「イエメンは平和確立に向けたあらゆる努力を支持する」としました。
アルフーシ議長はまた、「イエメンは、アラブ連合軍の攻撃と封鎖によって、現代世界でかつてない人道上の危機に苦しんでいる」と訴えました。
サウジアラビアは、アメリカやアラブ首長国連邦などの支援を得て、2015年3月からイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
この戦争で、イエメンではこれまでに1万4000人以上が死亡、数万人が負傷、数百万人が難民となっています。加えて食料や医薬品の不足により、人々は深刻な生命の危険にさらされています。
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