国際人権団体が、アルゼンチンにサウジ皇太子の裁判を要求
(last modified Tue, 27 Nov 2018 10:24:29 GMT )
11月 27, 2018 19:24 Asia/Tokyo
  • ムハンマド・ア皇太子
    ムハンマド・ア皇太子

国際人権団体ヒューマンライツ・ウォッチがアルゼンチンに対し、イエメンでの人道に反する犯罪や、サウジ人記者殺害へのムハンマド・サウジアラビア皇太子の関与についての捜査と、同皇太子の法的訴追を求めました。

ロイター通信によりますと、ヒューマンライツ・ウォッチのサラ・リー・ウィットソン中東・北アフリカ局長は26日月曜、「当組織は、サウジアラビアのムハンマド皇太子が近く、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催予定のG20先進20カ国・地域会合に参加する意向であることから、今回の要請を提起したものである」と語っています。

また、「当組織は、イエメン戦争で予想されている犯罪行為や、サウジ人記者カショギ氏の殺害、民間人への拷問へのムハンマド皇太子の加担に関して、アルゼンチンが捜査を行うよう希望する」と述べました。

アルゼンチンの憲法では、戦争犯罪や拷問に関する包括的な国際司法システムが正式に認められており、同国の司法関係者はそうした犯罪の発生場所には関係なく、それらを捜査し、被告を裁判にかけることが可能となっています、

アルゼンチンの司法当局者は、現時点ではまだこれに関する見解を表明していませんが、同国のメディアは、ヒューマンライツ・ウォッチの要請内容の実施は難しいとしています。

 

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