国際人権団体、「サウジ人記者暗殺は、同国政府の作戦」
1月 29, 2019 21:39 Asia/Tokyo
国際人権団体ヒューマンライツ・ウォッチのケネス・ロス代表が、「サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト、ジャマール・カショギ氏の殺害は、同国政府の作戦だった」と語りました。
カタールの衛星通信アルジャジーラによりますと、ロス代表は「事実調査委員会は、カショギ氏殺害の責任者の究明に全力を集中させるだろう」と述べています。
また、「カショギ氏殺害が、サウジアラビア政府の作戦だったことは確実である。だが、サウジアラビア政府は、自らの立場表明により、この殺害事件の実行犯が自分勝手にこの犯罪を実施しており、同国のムハンマド皇太子が事件に関与していなかったかのように偽装しようとしている」としました。
さらに、「ムハンマド皇太子の側近の一部は、カショギ氏殺害作戦に密接に関与していた。また、サウジアラビアの政府高官らにこの謀略の実施命令を出すための同国政府との電話でのやり取りに関する、複数の報告が発表されている」と語っています。
ロス代表はまた、CIAに対しこの事件に関する、すでに聴取済みの音声記録を公開するよう求めました。
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