米上院議員、「サウジ人記者殺害は同国皇太子の命令だった」
(last modified Sat, 05 Oct 2019 06:14:57 GMT )
10月 05, 2019 15:14 Asia/Tokyo
  • カショギ氏とムハンマド皇太子
    カショギ氏とムハンマド皇太子

アメリカ・コネチカット州選出のクリス・マーフィー民主党上院議員が、「米議会は、サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト、故ジャマール・カショギ氏の殺害が、同国のムハンマド皇太子の命令によるものだったことを裏付ける証拠を有している」と語りました。

マーフィー議員は4日金曜、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラのインタビューで、「我々が入手している情報から、カショギ氏殺害にムハンマド皇太子が関与していたことが判明している」と述べました。

ムハンマド皇太子は先週初めて、自らがカショギ氏殺害の責任者であることを認めました。

カショギ氏殺害報告を作成した国連のアニェス・カラマール超法規的処刑問題担当特別報告者は最近、「ムハンマド皇太子を初めサウジ政府高官らのカショギ氏殺害への関与を裏付ける有力な証拠を入手した」と表明しました。

これら数々の有効な論拠にもかかわらず、米トランプ政権はムハンマド皇太子を含むサウジ政府や、カショギ氏殺害事件の実行犯の追及には踏み切っていません。

カショギ氏は昨年10月、トルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア総領事館に手続きのため入った後、行方不明となりました。

サウジ政府は、この事件発声を否定し、沈黙を守っていましたが、国際社会の強い圧力に押され、最終的にカショギ氏がサウジ総領事館内で殺害された事実を認めました。

カショギ氏は、サウジアラビアから派遣された要員らにより惨殺され、遺体は何らかの方法で処分されたと言われています。

 

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