シリア・イドリブ州でテロ組織が化学兵器による攻撃を準備
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シリアでのテロ組織
シリアの情報筋が、シリア北部イドリブ州でテロ組織が新しい化学兵器による攻撃の準備をしていると語りました。
タスニーム通信によりますと、シリア情報筋は10日火曜、テロ組織ヌスラ戦線とホワイトヘルメットが、イドリブ州南部のサラキブとマアッラト・アン=ヌウマーンの2つの都市に塩素ガスを数バレル搬送したもようだと報じました。
ホワイトヘルメットは2013年3月、米英から資金援助を受けトルコで設立された組織です。
テロリストたちは、過去にもイドリブやシリアの他の地域で化学兵器による攻撃を行ってきました。ところが、西側諸国は対シリア軍事攻撃の口実として、これらの攻撃はシリア政府によるものと主張しました。
米、仏、英の各国は、シリア南西部東グータ地区ドゥーマに2018年4月7日に行われた攻撃で化学兵器が使用されたと断定し、1週間後の同月14日、シリア各地に100発以上のロケット弾を打ち込みました。
この攻撃は、テロ組織に占領されていた東グータ地区の完全解放と同時に行われました。
また、これ以前の2017年4月7日、米国はイドリブ南部ハーン・シェイフーンへの化学兵器攻撃を口実に、シリア・ホムス州のアルシャラート空軍基地にロケット攻撃を行っています。
シリア危機は2011年、シオニスト政権イスラエルに有利なように地域のパワーバランスを変えるため、サウジアラビア、米国、そして英仏を含む同盟国の支援を得たテロ組織によって広範な侵攻をもって始まりました。
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