国連が紛争地域の子どもの権利侵害に警鐘
12月 30, 2019 21:26 Asia/Tokyo
国連が、紛争地域で子どもの権利侵害が拡大しているとして警鐘を鳴らしました。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによりますと、国連は「紛争地域では子どもに対する攻撃が過去10年間で3倍になった」と発表しました。
この報道によりますと、国連は2010年以降、紛争地域で子どもの権利侵害の事例17万件以上について調査しており、これは1日あたり、45件以上の侵害が行なわれた計算になります。
紛争の中で子どもの権利が蹂躙されるケースには、死亡や負傷、性暴力、拉致誘拐、人道援助の不足、戦闘員として子どもを利用すること、学校や病院への攻撃が含まれます。
国連の調査では半数近くのケースが空爆や爆弾による死傷で占められています。
国連児童基金(UNICEF)は、シリア、イエメン、アフガニスタンの子どもたちは2019年、特別な危険にさらされていたと報告しています。
国連は、世界の全ての交戦勢力に対して、子どもの権利侵害と民間人を標的にした攻撃を停止するように求めました。
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