イラクの一部地域で、情勢不安続く
1月 22, 2020 18:51 Asia/Tokyo
イラクでは、24日金曜に予定されている反米デモの開催を前に情勢不安が止む気配がありません。
レバノンのアルマヤーディン・テレビによりますと、抗議デモは21日もイラク・バグダッド市内外および南部・中部の一部の都市で、街道を封鎖するなどして続いたということです。
イラク軍は、消音装置つきの銃器を持った何者かに兵士が銃撃され、負傷者が出たと発表しています。
イラク中部ジーカール州ナシリヤでは、抗議者たちが2日続けて同市からバグダッドへと通じる主要街道を遮断しました。
この街道が遮断された結果、バスラおよび首都バグダッドを含むイラク北部の諸都市の間のトラック輸送に混乱が生じています。
イラク南部マイサーン州の中心都市アマーラでも抗議活動のために主要機関が休業に追い込まれ、保健医療サービス機関や市役所、治安機関や警察をのぞく機関が閉鎖となりました。
また、聖地ナジャフでも道路や交差点、橋梁が封鎖され、一部が休校となる事態が続いていますが、市民の日常の活動すべての停止には至っていません。
市民の相当数がこの種の抗議行動には加わっていないことから、暴徒らは要求を強行できず、バグダッドをはじめイラクの中部・南部の多くの都市では、学校や官公庁は平常どおりに業務を行なっています。
イラク市民は、24日開催の数百万人規模の抗議デモに向けて準備にあたっています。
イラク議員の多くが、「国内の騒乱を裏で操作しているのは米国」との見解を示しています。
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