アラブ連盟とトルコが、聖地への「セルビア」と「コソボ」大使館移転決定を非難
アラブ連盟事務局長とトルコ外務省は、「セルビア」による在イスラエル大使館の聖地ベイトルモガッダス・エルサレムへの移転決定を激しく非難し、これに強い嫌悪を表明しました。
トランプ米大統領は、反パレスチナへの努力を継続する中で、4日金曜、コソボとシオニスト政権イスラエルとの関係正常化、及び在イスラエル・セルビア大使館のテルアビブから聖地への移転合意について発表しました。
ファールス通信によりますと、アラブ連盟のアハマド・アブルゲイトト事務局長は5日土曜、大使館の聖地移転は「無効」であり、「国連および安全保障理事会の決議に反するものである」と述べました。
トルコ外務省も声明の中で、セルビアによる大使館のテルアビブから聖地への移転決定を非難し、これに関するいかなる行動も明確な国際法違反である、と強調しました。
さらに、この声明では「トルコはすべての国に対し、この問題に関する国連決議を遵守し、聖地の歴史的および法的地位を尊重し、パレスチナとイスラエルの紛争の解決の軟化につながる一切の行動を控えるよう要請する」と宣言しています。。
さらに、「シオニスト政権による聖地全体の占領と併合は、国際社会及び国連により否定されており、さまざまな国連決議において、パレスチナ問題は独立したパレスチナ国家の成立を通じてのみ解決されるべきものである、と繰り返し強調されています。
トルコ外務省の声明はまた、大使館を聖地に移転するための措置は全て明確な国際法違反である、と述べています。
これに先立ち、PLOパレスチナ解放機構のサエブ・エレカット執行委員会書記も、セルビアとコソボによる措置に抗議し、「パレスチナがトランプ大統領の選挙への野心の犠牲になってしまった」と述べています。
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