シリア、「米国の制裁は戦争犯罪」
(last modified Sun, 20 Dec 2020 11:14:29 GMT )
12月 20, 2020 20:14 Asia/Tokyo
  • シリアのミグダード外相
    シリアのミグダード外相

シリアのミグダード外相が、シリアに対する米国の制裁を厳しく非難し、「これらの措置は非人道的であり、戦争犯罪、かつ人類に対する犯罪である」と述べました。

ミグダード外相は19日土曜夜、 シリア国営のシリア・アラブ通信(サナ通信)とのインタビューで、米国の政策を非人道的であると説明し、西洋諸国に対し、開発途上国の国民の多くを死に追いやる結果となっている自らのアプローチを止めるよう求めました。

ミグダード外相はこれらの諸国に対し、非人道的な方法による自らの利益追求が、完全に人権に反しているという理由により、そうしたやり方の変更を求めました。

そして、シリアの荒廃は米国、西洋諸国、およびこの地域の一部諸国により支援されたテロリストの手によるものであると言及し、「シリアにおけるテロ支援者と犯罪者は、こうした支援の代償を支払わなければならない」と述べました。

また、インタビューの別の部分では、「シリアとロシア、中国、イラン、キューバ、ニカラグア、ボリビアなどの友好国との関係は非常に良好である」と述べました。

さらに、トランプ米大統領の4年間の行動の結果と世界レべルでの破壊的な行動に言及し、「トランプ政権は国際的機関を荒らし、第二次世界大戦後に生み出された方程式を破壊し、さらには世界のシステムを混乱させた」と語りました。

そしてさらに、米国と世界の関係は相互の同意ではなく、むしろその関係は米国の脅迫、諸国に対する一方的な制裁、そして軍事的圧力をかけることに基づくものである」と強調しました。

ミグダード外相は、バイデン次期米政権に向けて、「この政権が安全で脅威や戦争のない世界を望むのであれば、現在の米国の政策を放棄し、国連憲章に沿って、世界の国々の主権と独立に合致する政策を追求しなければならない」と述べました。

 

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