イラク首相、「米大使館ロケット弾攻撃事件の容疑者が逮捕」
12月 22, 2020 16:42 Asia/Tokyo
イラクのカディミ首相は、20日日曜夜に発生した、同国首都バグダッド市内中心部の外国公館街へのロケット弾攻撃の容疑者数名が逮捕されたことを発表しました。
IRIB通信によりますと、カディミ首相は21日月曜の記者会見にいて、首都バグダッド中心部グリーンゾーンに対する今月20日のロケット弾攻撃を臆病なテロ行為とし、「わが国の政府は、国内にある外国の外交施設への攻撃を一切支持しない」と語りました。
バグダッド中心部のグリーンゾーンは、イラクの政府関連施設や各国の大使館などが立ち並んでおり、この地区にある米大使館が20日夜、ロケット弾による攻撃を受けています。
イラクにあるアメリカの大使館や軍事拠点などは過去数ヶ月間、何度もロケット弾が撃ち込まれたなどの攻撃を受けています。
イラク人によれば、同国にある米大使館は他国の大使館とは異なり通常の外交面での機能がなく、アメリカは大使館の敷地内に軍隊やミサイルシステムを配備することで大使館を軍事基地に転用しており、これはイラクやバグダッドの市民の安全を脅かしている、としました。
イラクの多くのグループや人々は、自国からの米軍撤退を求めており、同国議会も米軍追放法案を可決しています。
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