駐イエメン・イラン大使、「対イエメン戦争は、米・シオニストによる戦争」
1月 14, 2021 18:30 Asia/Tokyo
イエメン駐在のイールルー・イラン大使が、「イエメンのシーア派組織アンサーロッラーをテロ組織に認定するというアメリカの決定は、対イエメン戦争がアメリカ・シオニストによる戦争であることを示した」と強調しました。
アメリカのポンぺオ国務長官は11日月曜、「米国務省は、イエメンのアンサーロッラーを外国のテロ組織リストに加えるという決定を、米議会に通達した」と発表しました。
イールルー大使は13日水曜夜、ツイッター上で、アメリカのこの決定には法的な正当性が欠けていると強調し、「この決定は、イエメンに対する戦争がアメリカとシオニストによる戦争であり、アンサーロッラーの連続的な勝利やサウジ主導アラブ連合軍の敗北、また同連合の失望の後に下されたことを示すものだ」と語りました。
さらに、「アメリカのこの決定により、イエメン国民への制裁や侵略の連鎖が強化され、国連の監視下の和平交渉のプロセスが複雑化することになるだろう」と述べています。
サウジアラビアは、アメリカやUAEアラブ首長国連邦、そのほかの複数の国の支援を得て、2015年3月からイエメンを軍事攻撃し、全面的に封鎖しています。
この攻撃により、これまでにイエメン人数万人が死傷し、数百万人が難民となったほか、同国のインフラが破壊され、飢餓や各種の伝染病が広がっています。
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