オックスファム、「英国の対サウジ武器売却がイエメン戦争長期化の要因」
2月 23, 2021 18:26 Asia/Tokyo
国際的な支援・活動団体であるオックスファムは、英国のサウジアラビアへの武器売却により、サウジ主導アラブ連合軍の対イエメン戦争が長期化した、と発表しました。
英国の新聞ガーディアンによりますと、貧困と不正を根絶するための持続的な支援・活動を90カ国以上で展開している国際NPO・オックスファムは、兵器や空爆を容易にする燃料補給機器の輸出がアラブ連合軍の対イエメン戦争を長期化させた、として英国政府を非難しました。
この不平等な戦争で、イエメンに対しサウジ主導の侵略者連合によって使用された兵器は米国、英国、フランス、ドイツおよび他の西側諸国から入手されたものです。
サウジアラビア主導アラブ連合軍は、2015年3月から複数のアラブ諸国が集まった連合という形で、米国の支援と暗黙の了解のもと、追放されたハーディ元イエメン大統領の復権を口実に、自身の政治的目的と野心を実現するため、アラブ圏最貧国のイエメンに対して大規模な攻撃を開始しました。この攻撃の結果として、イエメンではこれまでに数千人の人々が殺害されています。
特に新型コロナウイルス大流行の最中でのサウジアラビアの軍事侵略により、アラブ圏最貧国のイエメンは、食糧と医薬品の深刻な不足に直面しています。
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