パレスチナ自治政府、「聖地を首都とする国家成立が唯一の政治的解決法」(動画)
パレスチナ自治政府のアルマリキ外相が、「パレスチナ問題の政治的解決法を見つけようとする国際的努力は、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムを首都とするパレスチナ国家成立にたどり着かなければならない」としました。
アルマリキ外相は、ヨルダンのサファディ外相と行った共同記者会見において、「パレスチナ問題をめぐって繰り返される危機から脱するために、政治的解決法を見つけなければならない」と表明しました。
続けて、「パレスチナは、ガザ地区における停戦が恒久的たるよう努力している。この停戦には、聖地東部やヨルダン川西岸も含まれている」としました。
一方、サファディ外相も、「シオニスト政権による占領の終結なしには、パレスチナ問題の解決に向けた方策および公正かつ包括的な和平は一切存在しない」と強調しました。
アメリカのブリンケン国務長官は25日火曜、この会見と時を同じくして被占領地パレスチナに入り、地域におけるイスラエルの安全を同国が支援することを、発言の中で改めて表明しました。
ヨルダン川西岸中部ラマッラ市内にいるパレスチナ人の多くが、今回のブリンケン国務長官訪問に抗議してデモを行いました。
シオニスト政権イスラエルは今月10日、ヨルダン川西岸やガザ地区に住むパレスチナ人に対して攻撃を始めたものの、占領者たる同政権の軍がパレスチナ抵抗勢力との戦いを効果的に進められないために内閣が停戦を要請したことを受け、外国の一部の面々の仲介と抵抗勢力の同意により21日金曜、これらの攻撃を終了させました。
パレスチナ保健省は、ガザ地区での12日間の戦争における殉教者数が、子ども66人、女性39人、高齢者17人を含む253人にのぼり、さらに1948人が負傷したことを明らかにしています。
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