トルコ南部で山火事相次ぐ、8人死亡
(last modified Mon, 02 Aug 2021 09:56:39 GMT )
8月 02, 2021 18:56 Asia/Tokyo

トルコ南部の地中海沿岸で7月28日、山間部から火が出て周囲の山林や住宅地に燃え広がり、国営アナトリア通信によるとこれまでに少なくとも8人が死亡、860人以上がけがをするなどして病院に運ばれたということです。

同通信によれば、南部アンタルヤ県のマナウガトで7人、南西部ムーラ県のマルマリスで1人が死亡しました。

トルコ農林省によると、先月28日から全国で計111件の火災が発生し、1日の時点で3都市の計6件が延焼中。31日には消防士2人が死亡したということです。

リゾート地として知られるムーラ県の港町ボドルムからは、31日にボート20隻あまりで1100人、1日には12隻で1140人の観光客が避難しました。

現場にはこの1週間で消防要員ら約4000人と緊急車両数百台が出動しました。農林省当局者が29日に発表したところによると、アンタルヤ県では民家少なくとも77棟が被害を受け、家畜2000頭あまりが焼け死んだということです。

現地では、ロシアやアゼルバイジャンなど周辺の国々も協力して大規模な消火活動が続けられています。

当局者は山火事を拡大させている要因として、40度を超える暑さや乾燥、強風を挙げました。

また、エルドアン大統領は山火事は放火によるものという見方を示しています。

 

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