イラク・クルディスタン地域をISISが攻撃
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イラク・クルディスタン地域への攻撃
テロ組織ISISが、イラク・クルディスタンの地域を攻撃しました。
ISISは5日日曜夕方、クルディスタンでクルド自治政府軍事組織のペシュメルガに攻撃をしかけ、兵士数名を死傷させました。
クルディスタン地域のネチルワン・バルザニ大統領は6日月曜、「最近のテロ攻撃は、イラクや地域、世界の安全と安定に反する現実の脅威だ」と述べました。
また、国際社会や多国籍連合に対し、テロとの戦いに向けてイラクや同地域への支援を強化するよう求めました。
テロ組織ISISは2014年、アメリカおよびこれに同盟する西側諸国、さらにはサウジアラビアを初めとするアラブ圏の米同盟国からの軍事的・金銭的援助を受けてイラクを攻撃し、同国北部や西部の広い地域を占領したうえ、数多くの犯罪を行いました。
イラクはこれを受けてイランに対し、テロとの戦いにおいて自国政府への協力を要請しました。イラク軍は、イラン軍事顧問の協力を得て2017年11月17日、遂に西部アルアンバル県ラーワをISISから解放して、国内にあった同組織の拠点を全て陥落させることに成功しました。
イラク政府は2017年、3年間におよぶ戦闘を経て、ISISに対する制圧宣言を出しました。しかし、離散した同組織の要員は依然として、同国のディヤラ、キルクーク、ニナワ、サラーフッディーン、アルアンバル、バグダッド各県の一部地域で活動しています。
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