イラク議会議員「米はISISの活動監視を一切支援せず」
(last modified Thu, 16 Dec 2021 12:36:06 GMT )
12月 16, 2021 21:36 Asia/Tokyo
  • イラクでの米軍
    イラクでの米軍

イラク議会のある議員は、提起された様々な主張とは裏腹に、テロ組織・ISISの活動の識別・監視を行っているのは、イラクの治安部隊であり、アメリカはこの監視を一切支援しない、と述べました。

イラクのニュースサイト「アルマアルーマ」が16日木曜伝えたところによりますと、同国政治組織ファタハ連合の幹部でイラク議会議員を務めるマアムーリー氏は、「アメリカは5〜7機の人工衛星を有しており、イラク上空からあらゆる活動を監視できるが、対ISIS攻撃に必要な情報をアメリカがイラクに提供しているという一部メディアの主張は偽りだ」と述べました。

同議員は、「イラク空軍部隊や戦闘機はISISの拠点攻撃のため、同国民兵組織ハシャド・アルシャビが収集した情報を利用している」と述べました。

また、「ISISの攻撃やその時間・場所が実行まで伏せられていることは、テロリストたちが国内外から情報を得ていることを示すものだ」とし、「米軍のイラク撤退は、ISISの終焉の始まりだ」と述べました。

イラク当局は米軍は今年末までに同国から撤退しなければならないとしていますが、USCENTCOM・米中央軍のマッケンジー司令官は、2500人の兵力がイラクから撤退はせず、その役割を戦闘からアドバイス・訓練に変更するとしています。

それでもイラクの各勢力は、同国における米軍の駐留はいかなる理由であっても占領だと主張しています。

 

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