シリア刑務所内の衝突による死亡者が増加
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イギリスに拠点を置く非政府組織・SOHRシリア人権監視団が、シリア北東部ハサカの刑務所でクルド系を主体として結成された反政府組織・シリア民主軍のメンバーとテロ組織・ISISが衝突した結果、死亡者が373人に達したことを明らかにしました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
1月 31, 2022 17:45 Asia/Tokyo
  • シリア刑務所
    シリア刑務所

イギリスに拠点を置く非政府組織・SOHRシリア人権監視団が、シリア北東部ハサカの刑務所でクルド系を主体として結成された反政府組織・シリア民主軍のメンバーとテロ組織・ISISが衝突した結果、死亡者が373人に達したことを明らかにしました。

ロシアのアラビア語チャンネル「ロシアアルヨウム」が31日月曜、報じたところによりますと、SOHRはハサカの刑務所で起きた衝突によるこれらの死亡者のうち、268人がISISのテロリスト、98人がシリア民主軍のメンバーだったと発表しています。

同刑務所内では、ISIS要員の数千人がシリア民主軍の監視の下に収容されていましたが、先日ISISがこの仲間を解放しようとしたことで、衝突に発展しました。

あるシリア国会議員は、ISISによるハサカの刑務所襲撃には、アメリカのCIA中央情報局が関与していたと語り、「米国は、ISISのテロリストが活発に動くことで状況を煽り、自国軍の地域駐留を正当化しようと目論んでいる」と強調しました。

ハサカには、ISIS要員を収容する最大の刑務所が存在しています。同刑務所は、2016年夏以降はシリア民主軍によって掌握されています。

世界54カ国から集まったISIS要員は約5000人がグワラン刑務所に収容されていますが、彼らの出身国は身柄の受け入れに積極的ではありません。

 


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