パレスチナ人とその支持者らが、「世界ゴッツの日」行進に向け準備
(last modified Thu, 28 Apr 2022 09:57:43 GMT )
4月 28, 2022 18:57 Asia/Tokyo
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パレスチナ人と世界中のその支持者らが、「世界ゴッツの日」に行われる大規模な行進に向け準備を進めています。

今月29日は、イスラム教徒が断食を行うラマザーン月の最終金曜日にあたり、「世界ゴッツの日」となっています。

これは、イランイスラム共和国の建国者ホメイニー師のイニシアチブにより制定されたもので、この日には全世界のイスラム教徒やパレスチナ支持者らが、パレスチナを占領しているシオニスト政権イスラエルのアパルトヘイト政策への嫌悪を表明することになっています。

パレスチナの抑圧された人々への支持を目的とする「世界ゴッツの日」のデモ行進は、世界の多くの国で毎年開催されています。

イランの英字紙テヘランタイムズは27日水曜、「この数週間、アクサーモスクをめぐりシオニスト政権イスラエル軍とパレスチナ人の間で緊張が高まる中、あらゆる勢力のパレスチナ人が、ゴッツの日の行進に向けて準備を整えている」と報じました。

同紙は、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの住民をはじめとしたパレスチナ人の英雄的な抵抗を称え、「Remember Palestine」と題したオンラインイベントを開催する予定です。このイベントは、まばゆい抵抗の火が決して消えないことを世界に示すことを目的にしています。

病院筋の報告によれば、シオニスト政権イスラエルの治安部隊が先日、アクサーモスク境内に新たな攻撃を行ったことで、パレスチナ人が数百人負傷しています。

この報告はさらに、ラマザーン月の朝の礼拝中にイスラエル兵士が催涙ガス弾やプラスチック弾を礼拝者に向けて発射する様子を映した映像が、パレスチナの複数のメディアによって公開されたとしています。

テヘランタイムズはこれに関して、「一部のアラブ諸国がイスラエル政権との関係正常化を行った一方で、パレスチナ人は同政権に対し、抵抗あるいはインティファーダの新たな段階を開始した」と伝えています。

パレスチナ・ガザ地区の各通りは現在、世界ゴッツの日にあわせ、聖地やパレスチナ人およびイスラム系抵抗組織の殉教者について大書された横断幕で飾られています。

また、この日が近づくにつれイランでも、人々がパレスチナ人との連帯を表明し、占領に対する彼らの闘いの継続を励ます声が高まっています。

 


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