世界ゴッツの日;抑圧されるパレスチナ国民への世界的な支持
イランの人々や世界諸国のイスラム教徒が、ラマザーン月の最後の金曜日にあたる「世界ゴッツの日」に、行進やさまざまな集会・式典を行い、抑圧されるパレスチナ人への支持と、シオニスト政権イスラエルの犯罪への嫌悪を表明しました。
29日金曜は、イスラム教徒が断食を行うラマザーン月の最終金曜日にあたり、「世界ゴッツの日」となっています。
これは、イランイスラム共和国の建国者ホメイニー師のイニシアチブにより制定されたもので、この日には全世界のイスラム教徒やパレスチナ支持者らが、パレスチナを占領しているシオニスト政権イスラエルのアパルトヘイト政策への嫌悪を表明することになっています。
パレスチナの抑圧された人々への支持を目的とする「世界ゴッツの日」のデモ行進は、世界の多くの国で毎年開催されています。
このことから、29日午前には、イランの首都テヘランや各都市の人々は、金曜集団礼拝の開催地を目的地に行進を行いました。行進の参加者らは、抑圧されたパレスチナ国民を支持しシオニスト政権とその支援者への嫌悪を表すスローガンを唱えました。
一方、 イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は同日、パレスチナ人との連帯を示す日としての「世界ゴッツの日」にちなんで演説を行い、テレビで生中継される予定です。
世界ゴッツの日の行進や式典は、イランだけでなく、イラク、レバノン、バーレーン、パキスタン、アフガニスタン、インド、トルコ、アゼルバイジャン、イエメン、ナイジェリアなどの各国でも開催されました。
一方、アフガニスタンからの報道によれば、同国の人々は首都カブールや一部の都市において、世界ゴッツの日を支持する特別な看板を設置し、この日を記念しました。
また、パキスタンの政界や宗教界の要人も世界ゴッツの日に際して、パレスチナへの支持と連帯を表明しながら、イラン・イスラム共和国の偉大な創設者であるイマーム・ホメイニー師の呼びかけによって、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの問題が常に忘れられずにイスラム教徒の注目を集めていることを強調しました。