米コラムニスト、「ドル排除で米国は力の大半を喪失」
8月 08, 2022 14:53 Asia/Tokyo
米コラムニストのゴードン・チャン氏が、国際取引でドルの代わりに他の通貨が使われるようになれば、米国はその力の大部分を喪失することになると述べました。
チャン氏は米FOXニュースのインタビューで、「間違いなく中国は国際取引でドルに代わる通貨を求めている」と語りました。
中国は数十年前からドルに代わる通貨を追求しています。
ロシアも同じ見方を有しており、中ロ両国は二国間取引で他の通貨をドルの代替にできるとの考えから、ドル排除を目標にしています。こうしたことから、現在ドルは弊害を受けやすくなっており、ドルが世界の支配的通貨でなくなれば、アメリカの力も著しく凋落すると考えられます。
チャン氏は、「ドルが弱くなったのは、バイデン大統領による国内コスト・財源消費という愚かな政策に起因する。このような政策は最終的にはドルのさらなる下落につながり、その場合には、世界の人々はもはや自らの資産をドルに換えたり、ドルで貯蓄するということはしなくなるだろう。なぜなら、ドルの価値は毎日下がり続けるだろうからだ」と述べました。