国連事務総長がウクライナ南部の港を訪問、穀物輸出の重要性を訴え
8月 20, 2022 15:18 Asia/Tokyo
ウクライナを訪問している国連のグテーレス事務総長が、穀物輸出の拠点となっている同国南部オデッサの港を視察し、輸出を継続することの重要性を訴えました。
報道各社が20日土曜、報じたところによりますと、グテーレス事務総長は19日金曜、ウクライナ南部のオデッサ港を訪れ、ウクライナ産穀物を貨物船に積み込む様子などを視察しています。
そして、「穀物市場をさらに落ち着かせ、価格を下げるためには、ウクライナとロシアからより多くの食糧と肥料を輸出することが極めて重要」と述べ、今後も食料供給や市場の安定化に向けて取り組んでいく決意を示しました。
また、穀物を運ぶ船について、「世界で最も弱い立場にある人々や国々の希望だ」と述べた上で、世界的な食料危機の回避に向け、輸出を継続することの重要性を訴えました。
ウクライナ産穀物の輸出をめぐっては、国連とトルコの仲介で今月1日に再開され、これまでに25隻の船がウクライナの港を出港し、60万トン以上の穀物を輸出しています。
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