ロシアが近く極東で大規模演習へ、中国など13か国参加か
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ロシアが来月1日から、極東地域での大規模軍事演習を実施する見込みです。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
8月 29, 2022 16:02 Asia/Tokyo
  • ロシアの軍事演習
    ロシアの軍事演習

ロシアが来月1日から、極東地域での大規模軍事演習を実施する見込みです。

NHKによりますと、ロシア国防省は29日月曜、極東やシベリア地域を管轄する東部軍管区で4年に1度行っている大規模な軍事演習「ボストーク」について、「当初は今月30日からとしていた予定を変更して、9月1日から7日までの日程で実施する」と発表しました。

また演習を予定している場所は、当初の13か所から7か所に減らしていますが、北方領土の択捉島と国後島にある演習場の名前も含まれています。

さらに、参加する兵士の数は前回(2018年)の30万人より大幅に少ない5万人以上としていますが、これはウクライナでの特殊軍事作戦に極東の部隊も派遣している中、規模を縮小させたものとみられます。

一方、今回の演習には、前回に続き中国が参加するほか、インドやモンゴルなど13か国の部隊が参加するとしていて、軍事的な連携をアピールし、対立するアメリカや日本などをけん制する狙いもあるとみられます。

この問題について、松野官房長官は記者会見で「7月27日に外交ルートを通じ、北方領土に対するわが国の立場と相いれず、到底受け入れられない旨を抗議し、演習地域から北方四島を除外するよう強く求める申し入れを行ったところだ」と述べました。

また「ロシアのウクライナ侵略が続く中、わが国周辺でロシア軍が活動を活発化していることについても懸念していると申し入れた。政府として、引き続き関連情報の収集を含め適切に対応していく考えだ」と述べました。

なお、中国国防省は今月18日、ロシアが今回実施する大規模軍事演習に軍隊を派遣すると発表するとともに、参加の理由について、各国軍との協力強化や安全上の脅威への対応能力の向上だとしていて、「現在の国際情勢や地域情勢とは関係がない」と強調しています。

中国は前回の「ボストーク2018」に参加していましたが、ロシアによるウクライナ特殊軍事策背dんへの国際的な非難が高まるなか、今回も軍隊を派遣して参加するかが焦点となっていました。

 


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