英女王の葬儀費用、60億ポンドの見込み

情報筋が、経済危機に苦しむ中でイギリスが故エリザベス女王の葬儀にかける費用は、少なくとも60億ポンドになるだろうとしました。

イギリスの女王・エリザベス 2 世は、8日木曜夜に 96 歳で亡くなりました。

同国では、女王の葬儀のために莫大な費用が費やされる可能性がある一方、国内での生活費の高騰により、人々は電気やガスなどの光熱費を払うために食費を40%削減する状況にあります。

イギリス経済の不安定な状況は現在、国内で過去に例のないほどインフレ率を上昇させ、同国の通貨・ポンドの価値は37年ぶりとなる最低水準に達しています。

カタールの衛星通信アルジャジーラはツイッターで、「エリザベス2世の葬儀と後を継いだチャールズ3世の即位式は、イギリスにとって少なくとも60億ポンドの費用負担をもたらす」としました。

そして、「イギリスは経済危機に苦しんでいるが、この国、さらには世界のメディアでさえ、この中世的な儀式の費用に対して何の批判も行っていない」と続けました。

最新の統計では、生活費の高騰や記録的なインフレのためにイギリスの人々の借金が雪だるま式に増えつつあることが示されています。

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