米FBIが、トランプ派の一部を家宅捜索する意向

あるアメリカ共和党当局者が、「FBI米連邦捜査局は近く、前大統領トランプ氏の支持者ら数十人の自宅の家宅捜索を行う意向である」と明かしました。

FBI捜査官は先月8日、フロリダ州にあるトランプ前大統領の自宅を家宅捜索し、そこから11の機密文書を含む33箱分の書類を押収しました。

記者クラブによりますと、カリフォルニア州共和党のハーミート・ディロン（Harmeet Dhillon）副代表は、「FBI関係者は、トランプ氏に対するさらなる捜査のために、彼に近い人々を家宅捜索の対象とすることを考えている。この捜査は、2021年1月6日に起きたトランプ氏の支持者らによる議事堂襲撃に関するものである」と述べました。

ディロン氏によれば、民主党は脅迫的な戦術でトランプ氏支持者らを標的にしようとしているということです。

同氏はまた、トランプ氏の近親者あるいは支持者のうち誰がFBIの捜索対象になるかはまだわかっていないとしました。

先日には、トランプ氏の首席戦略官を務めたバノン氏も、メキシコとの国境の壁の建設のためとして献金を募りこれを私的に流用したとして、ニューヨーク州当局によって逮捕・起訴されました。

一方、かつてトランプ氏の代理人を務めていたホワイトハウス元特別法律顧問のタイ・カッブ氏は11日日曜、トランプ氏が自身の支持者らによる議会襲撃の法的結果により、この件で責任ありと認められる可能性が非常に高いと述べています。

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