ウクライナ東部のロシア編入、今月30日に完了へ
9月 25, 2022 19:08 Asia/Tokyo
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ロシア国旗
情報筋は、ウクライナ東部のドンバス、ヘルソン、ザポリージャ各地域のロシア編入手続きが今月30日に完了すると伝えました。
ウクライナ東部のルガンスク、ドネツク、ヘルソン、ザポリージャ各地域のロシア編入を問う住民投票は23日金曜に始まり、27日火曜まで続く予定です。
これらの地域はウクライナ領土全体の約15%を占めます。
この住民投票は西側諸国から大きく非難されており、ウクライナを支持する西側諸国は、ロシアが今回の投票実施によりウクライナ及び西側との緊張扇動を狙っている、と主張しています。
バイデン米大統領は「ロシアがウクライナの新たな地域を併合すれば、『深刻かつ差し迫った代償』に直面することになる」と語りました。
ロシア外務省のザハロワ報道官は「この国民投票は国際法に完全に準拠しており、自らの将来決定、伝統、文化、信仰を守るための正当な権利を住民に与える」と述べています。
ドネツク・ルガンスク両地域の最新の世論調査によると、これらの地域の住民のほとんどがロシアへの編入を望んでいることがわかっています。
なお、2014年にはクリミア半島が住民投票により、ロシアに編入されました。
こうした中、ロシアのラブロフ外相は22日木曜、米誌ニューズウィークのインタビューで、「ロシアは、ルガンスク・ドネツク両共和国の独立を、両国の憲法で定められた枠組みにしたがって正式に承認している」とし、「ウクライナの解放地域の住民は、自らの将来を自ら決定する権利を持っている」と述べました。
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