元CIAスノーデン氏にロシア国籍付与、プーチン氏の大統領令で
9月 27, 2022 17:36 Asia/Tokyo
ロシアのプーチン大統領が、CIA米中央情報局元職員のエドワード・スノーデン氏にロシア国籍を付与しました。
ロイター通信などの報道各社によりますと、プーチン大統領は26日月曜、ロシアに亡命した元CIA職員のスノーデン氏に対して、ロシア国籍を付与する大統領令に署名したということです。
スノーデン氏は2013年、自身が勤務していたNSA米国家安全保障局による大規模な監視活動を暴露し、米政府からスパイ活動取締法違反などの容疑で訴追され、同年から米国を離れてロシアに亡命していました。
スノーデン氏は2020年にロシアの永住権を取得しており、これによりロシア国籍取得の道が開けた形となっていました。
米当局はこれまで、スノーデン氏の引き渡しを求めてきました。
ロシア国内では、スノーデン氏が部分動員令で招集されるとの見方も出ています。
米国務省のプライス報道官は記者会見で、「スノーデン容疑者が米国の市民権を非難したことは認識しているが、それを放棄したかどうかは認識していない」とコメントしました。