10月 23, 2022 16:13 Asia/Tokyo

英保守党のボリス・ジョンソン前首相とリシ・スナク元財務相が、次回党首選挙をめぐり協議した模様です。

フランス通信によりますと、ジョンソン前首相とスナク元財務相が22日土曜夜、数ヶ月ぶりに直接対面で会談したということです。

ジョンソン前政権下で2人の間には亀裂が生じていましたが、次回党首選挙をめぐり協議したとみられます。

報道によりますと、返り咲きを狙っているとされるジョンソン氏は、中米カリブ海での休暇から帰国し、スナク氏と面会しましたが、2人とも立候補の意向はまだ表明していません。

英日曜紙サンデー・テレグラフは、2人は保守党が「内紛」に陥るのを回避するため、党首選での協力に向け協議する見通しだと伝えていました。

ジョンソン氏は、新型コロナウイルス流行中にパーティー出席を繰り返した不祥事で退陣を余儀なくされ、去る9月に辞任したばかりです。

イギリス党首選への立候補には、357人の保守党下院議員のうち100人の推薦が必要とされ、現時点でスナク氏は128人の支持を獲得し、最有力候補となっています。

一方のジョンソン氏は53人、21日に出馬の意向を表明したペニー・モーダント下院院内総務は23人の支持を得ています。

今月20日、トラス首相が辞意を表明し、就任後わずか45日でのスピード辞任となりました。

これについて、イギリスの大衆紙は「トラス首相にレタスが勝った」と報じトラス首相が辞めるまでと、レタスが腐るまでと、どちらが早いかを比べる実験をした結果として、「レタスよりも短い在任期間」と痛烈に皮肉っています。

 


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