10月 25, 2022 14:55 Asia/Tokyo
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ウクライナでのロシアによる特殊軍事作戦が長期化していることを受け、WFP国連世界食糧計画が「来年も世界的に記録的な飢餓に陥るリスクがある」と警告し、さらなる支援を呼びかけました。

日本の複数のメディアによりますと、来日中のWFPのクリス・ニコイ西アフリカ地域局長は24日月曜、東京都内で日本メディアの取材に対し、危機感をあらわにしました。

ニコイ氏は「武力紛争も拡大しており、人の移動や生活の崩壊につながっている。農業や食糧輸送にも影響している」と懸念を示しています。

WFPのジョン・アリフ・アジア太平洋地域局長によると、少なくとも米の15%が被害を受けており、アリフ氏は「輸出量が激減しても驚きはない。小麦も作付けシーズンを迎えたが、被災地では農作業が始まっていない地域も多い」としました。

WFPによりますと、世界で深刻な飢餓に直面している人は昨年末時点では2億8200万人だったのが、2022年はすでに過去最多の3億4500万人に増えたということです。

アリフ氏はさらに、日本が来年5月に広島で開かれるG7主要7カ国首脳会議で議長国を務めることに触れ、「WFPと日本はあらゆる面で協力を深めてきた。G7でも食糧問題にフォーカスしてくれると信じている」と訴えました。

 


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