ロシアが、貧困国に無償で穀物50万トン提供の用意
(last modified Sun, 30 Oct 2022 07:58:54 GMT )
10月 30, 2022 16:58 Asia/Tokyo

ロシアのパトルシェフ農業相は、貧困国向けに穀物50万トンを無償提供する用意があると表明しました。

ファールス通信によりますと、パトルシェフ農業相は29日土曜、ウクライナ産穀物輸出協定の実施が中断されたことに触れ、ロシアとして今後4カ月の間に自国産穀物数十万トンを貧困国に送る用意があるとしました。

パトルシェフ氏はその上で、「ロシアは常に頼れるパートナーであり、世界が必要とする穀物を提供する用意がある」と述べました。

この支援は、ロシア国防省が同日、「ロシアがウクライナとともに合意していた穀物輸出は、クリミア半島・セヴァストポリ港が無人機により攻撃されたため中断された」とした中で明らかにされました。

セヴァストポリ市当局は29日、同日朝に起こった無人機攻撃により、ロシア黒海艦隊の艦船や停泊所が一時的に封鎖され、船舶の航行が不可能になったと発表しました。

この件についてロシア国防省は、ウクライナが無人機16機を使ってロシア黒海艦隊の船を攻撃し、追跡の結果、米国製無人偵察機1機がクリミア半島近くの黒海上空を飛行していたことをが確認されたとしています。

ロシア国防省によると、ロシア艦船を狙ったウクライナの無人機はすべて破壊されたということです。

 


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