メタが大規模な人員削減検討、業績不振が原因か
11月 07, 2022 14:11 Asia/Tokyo
米メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が今週、大規模な人員削減に着手する計画で、数千人の従業員に影響を与える可能性が浮上しています。
ロイター通信によりますと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい関係者の話として6日日曜に報じたところでは、今回の件については早ければ、今月9日にも正式発表するということです。
今回の措置は、従業員数約8万7千人のメタにとって過去最大規模の人員削減となる見込みとされています。
メタ社は先月の決算発表時、今四半期の業績が低調になり、来年コストが大幅に増加するとの見通しを示し、株価は引け後の時間外取引で約20%下落し、時価総額が約670億ドル消失しました。
メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、メタバースへの投資が実を結ぶまでには約10年かかると見込んでおり、その間はコストを削減するための採用凍結やチーム再編を余儀なくされるとみられます。
また、ザッカーバーグ氏は「2023年には、少数の優先度の高い成長分野に投資を集中させる」と表明しています。