米中間選挙、上院接戦 下院は共和党が奪還の勢い
11月 09, 2022 14:37 Asia/Tokyo
アメリカ中間選挙で、上院は接戦、下院は共和党が多数派を奪還する勢いとなっています。
ロイター通信が8日火曜、報じたところによりますと、同日投開票の米中間選挙で、特に上院選は最終結果の判明までに時間がかかる見通しだということです。
もっとも、共和党のシンボルカラーの赤にちなむ「レッドウエーブ(赤い波)」の勢いは当初予想されていたほどでないとみられています。
大半の地域で投票は既に締め切られていますが、エジソン・リサーチの予測によると、下院では共和党が民主党から差し引き6議席奪還しました。
上院選では民主党トップのチャック・シューマー院内総務や共和党指導部のジョン・スーン議員が再選を決めましたが、ペンシルベニア、ネバダ、ジョージア、アリゾナの各州は接戦となっています。
今回の選挙では上院は35議席、下院は全435議席が改選されることになっており、36州では知事選も行われました。
米選挙プロジェクトによると、郵便投票や期日前投票の利用者は4600万人を超えており、州の選管当局は開票作業に時間がかかるとみています。
特に、ジョージア州の上院選は12月6日の決選投票に持ち込まれる可能性もある、とされています。
出口調査では、今回の選挙の争点はインフレと人工妊娠中絶で、共和党は少なくとも上院か下院のいずれかを奪還するとみられており、現職のバイデン大統領は厳しい政権運営を迫られる可能性が高い、と予想されています。
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