米中間選挙で、共和党が辛うじて下院を奪還
11月 17, 2022 16:21 Asia/Tokyo
米中間選挙で、野党・共和党が下院選を僅差で制し、多数派の奪還を確実にしました。
フランス通信が、米主要メディアの報道として報じたところによりますと、米中間選挙は16日水曜までの開票の結果、野党共和党が4年ぶりに下院で多数派を奪還しています。
今回の選挙は想定外の大接戦となり、開票作業は2週目に突入していました。
結果的に、大勝が予測されていた共和党が辛うじて勝利した形となり、議席増は小幅になる見通しです。
なお、上院は今月12日にバイデン大統領の与党民主党が多数派維持を確実にしており、来年1月から2年間の米議会の構成が固まりました。
これにより、下院で共和党が過半数を得たことで政権と議会の支配党が異なる「ねじれ」が生じ、バイデン氏が政権運営に苦慮する局面も出てきそうです。
今回の結果について、ジョー・バイデン大統領は共和党に祝意を表し、「われわれは国民のために働くことを期待されている」「期待された結果を出すため共に働く意志があるなら共和党議員だろうと民主党議員だろうと誰とでも協力していく」と述べました。
バイデン氏は、政権与党が敗北することが多い中間選挙で善戦し、再選出馬をうかがうことになります。