Ｇ２０サミット開幕も慣例の集合写真は中止、「準備していない」

インドネシアの政府関係者が、今回のＧ２０サミットに参加した首脳らの間で様々な問題について対立と緊張があったため、サミット開始前の慣例となっていた集合写真が中止された、としました。

今回のＧ２０サミットは、ウクライナでのロシアの軍事作戦やエネルギー、世界での食事安全といった問題をめぐり参加国の間で対立が見られる中、インドネシア・バリ島で15日火曜、2日間の日程で開幕しました。

共同通信によりますと、通常はＧ２０会議冒頭に集合写真が撮影されていたのが、今回の集合写真の中止決定は、Ｇ２０サミット史上で異例のこととされています。

共同通信はまた、「今年の会議で集合写真が撮影されなかったことは、参加した西側諸国とロシアの間で根深い対立が存在することを示している」と報じました。

インドネシア外相はこの会議にて、｢西側諸国がＧ２０加盟国の間のロシア外相の存在に反対したため、集合写真は見送られた、としました。

ウクライナ危機勃発後初めての開催となった今回のＧ２０サミットの議題として、ウクライナとロシアの戦争やウクライナ危機などが挙げられます。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。