欧州理事会議長、「ウクライナ戦争では米より欧州が損失」
12月 04, 2022 17:54 Asia/Tokyo
欧州理事会のシャルル・ミシェル議長が、ウクライナ戦争について、ヨーロッパ諸国はアメリカより多くの損失を被っていると認めました。
ミシェル議長は、イタリア紙コリエーレ・デラ・セラとのインタビューで、「ウクライナ戦争でヨーロッパとアメリカが受けている影響はそれぞれ異なったものであり、ヨーロッパはエネルギー危機のためにより多くの損失を被っている」と述べました。
ロシア軍は、ウクライナ軍の攻撃を受けた同国のルガンスクやドネツク両当局からの支援要請に応える目的で、今年2月24日、ウクライナでの「特殊軍事作戦」を開始しました。
それ以降、ロシアの政府関係者はこれまで再三にわたって、ウクライナ全土の占領を求めてはおらず、同国の非ナチ化および軍縮のみが目的であるとしています。
ヨーロッパと西側諸国、特にアメリカは、ロシアに対する制裁圧力を強め、ウクライナにあらゆる種類の重軽火器を供給することにより、ウクライナ戦争を終わらせるための一歩を踏み出さなかっただけでなく、同国の紛争がより激しくなるよう扇動しました。
ロシアは、西側によるウクライナへの武器輸送がこの紛争を長引かせるだけであり、予測できない結果をもたらすだろうと、繰り返し述べています。