ロシア外務次官、「イランには核合意復活協議まとめる準備あり」

ロシアのリャブコフ外務次官が、「イランはJ核合意復活に関連する協議を迅速にまとめる準備ができている」と述べました。

ロシア・ノーボスチ通信によりますと、リャブコフ外務次官は6日火曜、記者団に対し、イラン当局者らに核合意復活に関する協議を迅速にまとめる準備があることを指摘し、「米国の妨害にもかかわらず、核合意復活をめぐって解決できない問題は存在せず、協議において行き詰まりも見られない」と述べています。

制裁解除を目指す協議は、オーストリア・ウィーンで数ヶ月にわたりた集中的な話し合いを行った後、最終的にアメリカの決定を待つ段階に達しました。独立系アナリストらはこれについて、「バイデン米政権が核合意に違反した側として、イランの合理的な要求および、信頼に足る半永久的合意成立という責務を受け入れれば、 最終的な合意に達するだろう」としています。

ウィーンでの数ヶ月にわたる協議の経過から、アメリカ政府が国内問題やシオニスト政権イスラエルからの圧力が原因で核合意復帰を決定する力を持たないことが明らかになり、この点から同政府は、イランへの責任転嫁や偽の期限を設定するなどの戦術に訴えてきました。

協議参加諸国の大半は、この協議のより速やかな妥結を望んでいます。

イランは、アメリカ側が現実を直視した対応を取れば、合意成立の可能性はあると強調しています。ただしイランが念頭に置く合意は、制裁が最大限に解除され、地域もその実施により利益を得られるといったものです。

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