ノルウェー機関、「欧州へのウクライナ難民、今冬に数十万人増加か」
12月 13, 2022 15:01 Asia/Tokyo
NRCノルウェー難民評議会のヤン・エゲランド事務局長が、今冬はウクライナから「生活不能」な状況を逃れて新たに数十万人規模の難民が欧州に流入するとの見通しを示しました。
ロイター通信によりますと、今月ウクライナを訪問したエゲランド氏は12日月曜、「何人になるかは誰にも分からないが、民間施設に対する凄惨かつ違法な爆撃であまりに多くの場所が生活できない状態となっており、数十万人規模の人々が国外に脱出するだろう。それにより欧州の危機が悪化し、世界の他の地域の危機にも影響することを懸念している」と述べています。
国連によると、ウクライナの総人口の40%に相当する1800万人余りが支援に依存しているほか、780万人が出国して欧州に逃れた、ということです。
また、UNHCR国連難民高等弁務官事務所の広報担当者は、ここ数週間に「大幅な越境増加を示すデータはまだ見られない」としながらも、「ルーマニアやポーランドなどの近隣諸国は小幅な増加を報告している」と説明しました。
ウクライナでは、ロシアの特殊軍事作戦の影響で電力網に混乱が生じ、気温低下の中数百万人が暖房も清潔な水も電力もない状態に置かれている、とされています。
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