南アフリカ、世界経済における米ドルの役割を非難

南アフリカのパンドール外相は、世界経済への米ドル支配に対する懸念を表明し、他の通貨に注目する必要がある、としました。

ロシアのニュース専門局ロシアトゥデイによりますと、パンドール外相は、「我々は2023年に世界経済からのドル排除を目の当たりにするだろう。この問題は、経済成長が著しい新興5ヶ国・BRICSの加盟国（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ）の間でクローズアップされている」としました。

また、対ロシア協力を理由としたアフリカ諸国に対するアメリカ懲罰的措置を非難し、「これらの措置は、国際法への違反である。我々は常に、ドルの支配を懸念してきており、今やドル以外の選択肢に注意する必要がある」と述べました。

これ以前にも、ロシアのラブロフ外相は、「近く、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、ロシア、アルメニアから構成されるユーラシア経済連合は、相互間取引でドル以外の通貨を使用するだろう」としていました。

アメリカがドルを他国に対する金融上の武器として使用していることにより、多くの国によるドル以外の外貨への投資を加速させる可能性が高くなっています。

中国、インド、イラン、トルコなど、対ロシア制裁への参加を希望しない国々は、ロシアとの取引において自国の通貨を使用するアプローチをとっています。

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