ペンス前米副大統領宅からも機密文書発見
(last modified Wed, 25 Jan 2023 06:39:19 GMT )
1月 25, 2023 15:39 Asia/Tokyo

ペンス前米副大統領の自宅からも、複数の機密文書が発見されました。

フランス通信によりますと、米インディアナ州にあるマイク・ペンス前副大統領の自宅で先週、ペンス氏の代理人弁護士が複数の機密文書を発見し、連邦捜査局に引き渡していたことが24日火曜、明らかになりました。

今回の報告は、アメリカ下院監視・改革委員会のジェームズ・コーマー委員長が公表したものです。

これらの機密文書は退任時に私物に紛れ込んだとみられ、弁護士は「ペンス氏は自宅に機密文書があることに気づいていなかった」と説明しているということです。

なお、弁護士は首都ワシントンにあるペンス氏の事務所も調査したものの、ここでは公文書は見つかりませんでした。

ペンス氏は2017〜21年にトランプ前政権で副大統領を務め、24年の次期大統領選への出馬を検討しています。

ペンス氏は、FBI連邦捜査局が22年8月にスパイ法違反(国防情報の保持)などの疑いでトランプ氏の自宅を捜索した後、「機密文書を外部に持ち出したことはない」と米メディアに語っていました。

また、議会による調査への「全面的な協力」に同意しているとされていますが、文書の内容や機密度は不明となっています。

トランプ前大統領(共和党)、バイデン大統領(民主党)に続いて機密文書の外部持ち出しが発覚し、ずさんな管理の実態が浮き彫りになった形です。

 


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