ロシアが五輪除外の呼び掛けに反発、「受け入れられない」

マティツィン・ロシアスポーツ相は11日、ウクライナが2024年パリ五輪からロシアの選手を除外するよう呼び掛け、これに数か国が賛同していることに対して、「受け入れられない」としました。

フランス通信が12日日曜、報じたところによりますと、ロシアの国営通信が引用したコメントの中で、マティツィン氏は11日土曜、「選手が国際大会に参加する条件を指図しようという試みは、まったくもって受け入れられない」と非難し、「国際スポーツと国際五輪ムーブメントの団結を破壊しようという、あからさまな欲望が見て取れる」と語りました。

ロシアとベラルーシの選手の五輪参加をめぐっては、IOC国際オリンピック委員会が先月、両国の選手が中立旗の下でパリ五輪に出場できる「道筋」を検討していると発表すると、これにウクライナ側は猛反発しています。

IOCのトーマス・バッハ会長は、大会ボイコットを呼び掛けるウクライナの姿勢は、五輪の「原則」に違反しているとしました。

しかし、その後にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は改めて除外を呼び掛け、「テロ国家の代表の存在は、それだけで暴力や無法の体現になる」と主張していました。

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