国際物理オリンピック参加者が語るイランの文化力
イラン中部のイスファハーンでこのほど、国際物理オリンピックが開催され、46カ国から学生らが参加しました。この大会は、参加者にとってイランの文化に触れる機会ともなりました。
【ParsTodayイラン】今月21日から始まった第54回国際物理オリンピック(IPhO2024)は、28日にイスファハーン工科大学で閉会式が行われ、幕を閉じました。この大会には、ペルシャ湾周辺諸国や欧州諸国のほか、ロシア、中国、インド、パキスタン、ネパール、インドネシア、マレーシア、ベトナム、バングラデシュ、メキシコ、コロンビアなどといった国々が参加しました。
タイの代表チームを引率したサンティ・マエンシリさんは、今回初めて訪問したイスファハーンの印象について「人々が優しく、豊かな文化がある」と語りました。また、大会の開会式でイランの伝統演武・ズールハーネが披露されたことを高く評価しました。
ブルガリアのミロスラブ・アブラシェフさんは、2007年大会に続いて2回目のイラン訪問となりました。アブラシェフさんは、「2007年の訪問時は、イランのイスラム文化にとても魅了された。17年経った今回も、そのような文化が守られていることがうかがえた」としました。
幼少期にイラン神話を聞いたことがあるというベトナムのド・ダン・ビッチさんは、「イスファハーンの人々の文化にとても驚いた」と言います。また、「西側諸国から制裁を受けているにもかかわらず、このような大会を開催できるのはイランにとって大きな成功だ」と述べました。
サウジアラビアのナワル・ムルヒー・アルジャーニーさんは、「イスファハーンはイランだけでなく、世界で見ても心躍る場所だ。この街の美しさにとても驚いた」「イスファハーン工科大学は高い能力を持ち、この大会を質量ともに高いレベルで開催した」と語りました。