2月 19, 2023 21:07 Asia/Tokyo
  • アメリカのアンソニー・ブリンケン国務長官と中国の王毅政治局委員
    アメリカのアンソニー・ブリンケン国務長官と中国の王毅政治局委員

アメリカのアンソニー・ブリンケン国務長官が、MSCミュンヘン安全保障会議の傍らで中国の王毅政治局委員と会談しました。

国際通信イランプレスによりますと、今回の両氏の会談は、米による中国の気球撃墜後に行う初めての会談となりました。

ブリンケン国務長官は同会談で、「中国の諜報用気球が我が国の領空を飛行した」として非難し、このようなことが二度と起きてはならないと強調しました。

また、ウクライナ戦争でロシアを物資面で支援する結果について中国に警告しながら、「中国との対話の道は開いている」と強調しました。

米各メディアは今月4日、米軍が中国の気球を撃墜したと報じました。アメリカはこの気球について、偵察および情報収集用のものであったと主張しています。

しかし中国側はこの主張を否定し、「この気球は気象観測用のもので、誤って米領空に入ってしまった」と発表していました。

王毅政治局委員は18日土曜にも、ミュンヘン安全保障会議の傍らにおいて、同会議で中国の気球に関し諜報用の疑いがあると提起したアメリカの「ヒステリックな行動」をめぐり、これを国際規範に反する行いだとして同国を非難しました。

カナダとアメリカの上空を通過した後にバイデン米大統領の命令によって撃墜された中国気球の問題は、西側諸国がウクライナ戦争に対する中国の反応を注意深く見守る中で起こり、両国関係の緊張をさらに高めることになりました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ