米投資家の意見にインド外相が反論
2月 19, 2023 21:00 Asia/Tokyo
インドのジャイシャンカル外相が、アメリカの著名な投資家であり政治運動も行っているジョージ・ソロス氏のインドに関する発言を否定して、「同氏は民主主義の世界にとって危険な人物である」と述べました。
ソロス氏は16日木曜、MSCミュンヘン安全保障会議を前にした演説においてインドのモディ首相を批判して、「同国は民主主義国であるが、モディ首相は民主主義者ではない」と述べました。
イルナー通信によります、ジャイシャンカル外相は18日土曜、オーストラリア・シドニーにおいてこのソロス氏の発言内容を否定し、同氏の言葉を一種の「ユーロ・アトランティック的な視点」だと評しました。
続けて、この発言は自国への内政干渉だとしながら、「インドの有権者は、国がどのように運営されるべきかを自分たちで決定した。これが民主主義というものだ」と述べました。
また、同氏が取る姿勢は憂慮すべきものだとして、「我々は、植民地時代を通ってきた国として、外国が干渉した場合に何が起こるかを認識している」と指摘しました。