ドイツで、ウクライナでの平和と戦争終結求めるデモ実施
2月 26, 2023 19:48 Asia/Tokyo
ドイツの首都ベルリンで、さまざまな政治的立場の数千人の人々が集まり、ウクライナでの和平と戦争終結に向けて交渉を開始させるよう求めました。
AP通信によりますと、このデモは、ドイツ議会の左派サーラ・ワーゲンクネヒト議員および、同国の著名なジャーナリストであるアリス・シュヴァルツァー氏が立ち上げた「平和のための蜂起(Aufstand für Frieden )」運動によって実施されました。
同運動は、60万人以上の署名を集めたうえで、自国のショルツ首相に対し、ウクライナへの武器の送付を止めて、その代わりに同国とロシアの間の和平交渉を開始させるよう求めました。
ドイツメディアの報道によれば、主催者の暫定集計によるこのデモの参加者数はおよそ1万人となりました。
同運動の主催者らは、ドイツ首相を含めた多くの政治家により強く批判されています。
一方ドイツ警察は、対立する2つの政党の支持者らが同じ場所に来ることでデモが暴力に発展することを懸念し、いつでも対応できるように周辺に待機していました。
今回のデモは、ウクライナ人との連帯を呼びかけ多数のドイツ人が集まった今月24日のデモに引き続いて実施されました。
最新の世論調査によれば、ドイツ国民のほぼ半数が、ウクライナへの武器提供継続に反対しています。
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